問題があるのかないのか?

こういう表示はけっこうビックリします

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決算書のつくり方
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なぜ社長は決算書に興味がないのか?
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メッセージ

健康はもちろん、何事も問題なく行くのがいいです。
問題は起きてほしくありません。

たまにブログの管理画面で、上記のような表示が出ることがあります。

「重大な問題があります」
「できるだけ早く対処する必要があります」

ビビりますね。

確認してみます

「サイトヘルス画面上の5項目をご確認ください」
とあるので、それを見にいきます。

そうすると、

「良好」と出ています。
えっ?重大な問題があるんじゃないの?

そしてその下を見ると、重大なお知らせの5項目は「おすすめの改善」となっています。

推奨項目とは、パフォーマンスやユーザー体験の改良など、サイトにとっては有益と思われるものの、致命的な問題ほど高い優先順位ではない項目です。

なんか、「あなたは重病ですから、すぐきてください」と言われ病院に行ってみると、「この5個のサプリを飲んでみたら?」みたいな感じです。

5個の指摘内容も、それほど問題ないみたいです。

そして管理画面に戻ってみると、「改善する余地はあるけど、良好」となっています。

なんか拍子抜けです。

注意喚起などの情報は必要

ほんとうに重大なことはもちろんですが、
・このままではよろしくない
・早めに改善したほうがいい
ということは、知らせてほしいです。

こちらが望んでいない
・こんな方法もあります
・これを使うと便利になります
こういうおせっかい情報(某MS社製品に多い)は要りません。

伝え方が適切な方法でないと、「またアレか」みたいな感じ。
「狼が来るぞー」の状態になってしまいます。

会計に関して言えば、
会計情報は、経営についての警戒情報でなければなりません。
余計な情報は出さないほうがいいでしょう。

会社のどこかに異常が出始めると、それは必ず数値となって現れてきます。
数値に現れる前に、会社に現れていることも多いです。

「この数値は異常値だと思いますが、何かありましたか?」

会社を訪問したときに違和感があることもあります。
ここはAIではムリでしょう。

その変化に気づく力、お客様にそう言える力と関係性は大事です。

コトが起きてから、「あの数値が異常でしたね」では話になりません。
潰れてしまってからでは遅いのです。

「なんで言ってくれなかったんですか」
はできるだけ避けたいです。

また、税理士は24時価365日会社を見ていることはできません。
それを税理士任せにしない(させない)ことも、必要です。

「自社で異常値の発見 → 処置」ができることが本来だと思います。

そのためのコミュニケーションは怠らないようにしましょう。

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