経営を野球に例えてみる(根性論ではないです)

会議は踊る、されど・・

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会社の会議では

「先月の売上は、○○が△△円、△△は□□円・・、となりました」
「雨が多く、客足が鈍ったのが主な原因かと・・」
「今月は目標の達成に向けて、全力を尽くします」

よくある会議のパターンです。
まず結果報告、そしてその原因(事象なのか、人なのか)の究明、次回はがんばります表明。

そして会議が終わると、
「また部長に絞られたなぁ・・」なんて。

そしてこれが繰り返されます。

「がんばる」って響きはいいですが、何か根性論、浪花節っぽいです。

野球に例えてみましょう

私は野球には興味はありませんが、たとえ話には使いやすいです。

野球はご存知の通り9回の攻守のゲームです。
点を多くとったほうが勝ちです。

ゲームは目の前で、全員がプレイヤーとなります。
プレイに参加しない、監督やコーチ、スコアラーもいます。
擬似的には会社と同じです。

違うのは、野球は全員が状況をリアルタイムで把握していること。

・今何回か?
・今何点取れているか(取られているか)?
・点差はどのくらいか?
・ピッチャーや主力打者の調子はどうか?

これらは目の前で現実に起きていることです。

また、指示系統がはっきりしています。
監督やコーチの指示のもと、戦術が組み立てられ、実行に移されます。

「この投手は調子が悪いから、今日は登板させない」

これは監督が考え、全責任を負った判断なのです。

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意思決定と行動によって、結果が出る

「この投手は調子が悪いから、今日は登板させない」
こう監督が決めたとすれば、控えの投手のうち、誰を使うか。
具体的な行動になります。
そして結果が出ます。

今3回なら、A投手を6回まで投げさせてみよう。
でも、もし2点取られたら、B投手に変えよう。

今7回。1アウト2塁か。
Cは調子が悪いから、代打にDを使おう。
2点差だから、ライト方向のヒットを狙うようにサインを出そう。

1点差と5点差では方法が違います。
3回と7回では方法が違います。

でもそれができるのは、現時点で状況が、全体が見えているから。

そして試合の結果は・・となるわけです。

月次の試算表や決算書は、次の日のスポーツ新聞のようなもの。
そこには勝った負けたの分析がされているだけなのです。

いかに実践で勝ち星をあげていくか。

例えるなら、MQ会計の考え方は野球の試合と同じです。
いかにしてMQ>Fとなるようにするか。

次の日のスポーツ新聞を見ても、勝てませんから。

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【編集後記】

関東地方も梅雨が明け、今日はとても暑くなりました。
熱中症になるかと思うぐらい、しんどかったです。

今日は外出だったのですが、ポカリを飲んだり、タクシーで移動したり。
そうです。命を守る行動を取りましたのです。

無理せず、無理せず。