今年の1枚(2022)

毎年この時期に、写真で1年を振り返ってみています。
気の向くままに、撮った写真です。

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ここ数年を振り返ってみると、

・2021年 東京駅 KITTE
・2020年 水道橋駅ホーム
・2019年 東京駅 ステーションギャラリー
・2018年 ケベック ノートルダム寺院
・2017年 金沢 和倉温泉
・2016年 熊本城(震災後) 

鉄道ファンではないですが、ここ3年は駅です。
また、2018年以前は旅先です。

コロナの影響もあるように感じます。

今年の1枚は

今年の1枚は、こちらにしました。

そのものズバリの写真ではないのですが、この写真の「掌」です。

染色家でアーティスト、今年で御年100歳になられる柚木沙弥郎さん。
もちろん今でも現役です。

展示会などがあると、可能な限り見に行っています。

作品はもちろん、どれも興味を引くものが多いのですが、その傍らにある柚木さんのコレクションがまた楽しい。
ブリキのおもちゃや、木工品など、好きなものは何でもコレクションされています。

この興味が、今でも現役で活動されている原点なのかもしれません。

人生は豊かになっているのか?

柚木さんは柳宗悦氏らと「民藝」という、民衆の日常的な生活から生まれた生活工芸品、「民衆的工芸」作品に宿る美しさも伝えてきました。

名もなき職人の「手」によって作り出された民藝。
工業化や効率化で、少しずつその「手」の伝承が途絶えつつあります。

便利に、機能的になることはいいことでもあります。
その一方で、不便で、機能的でない、時間のかかるもの(こと)にある価値。

人生は50年から100年時代と倍になったのに、ゆとりがなく、豊かさは半減しているように感じるのは、私だけでしょうか?

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