立ち向かわない

ぶつからない

自分がまっすぐ歩いていると、向こう側からまっすぐ歩いてくる人がいます。
そのまま、両者譲らず歩くと、ぶつかります。

普通はどちらかが、あるいは各々が、衝突を回避するように、避けます。

外国人が不思議がる、渋谷のスクランブル交差点。
多くの人が様々な方向から来て、様々な方向へ抜けていきます。
ぶつからずに。

お互いがお互いを認識し、うまく間隔・間合いを取り、スムーズな流れを作っています。
そうすることが、お互いにいいことだと、認識しているからです。

合気道

私にはその心得がありませんが、今とても興味を持っているイメージは、合気道です。

柔道とか相撲、レスリングなどのように、相手とがっぷり組むような武道は、それに耐えうる体作りが必要になりますし、いわゆる力と力のぶつかり合いです。

合気道は向かってくる相手に対して、相手の攻撃を合気道特有の動作でさばいて死角へ入り、投げたり、抑えます。

がっぷりぶつかる、というよりは、相手の力やバランスの盲点(死角)を利用して、「さばく」「かわす」「いなす」「あしらう」といった感じです。

もちろん、基本動作や稽古をしなければ、さばいたりはできません。
しかし、女性など比較的非力な人でも、相手の力を利用するので、互角に戦うことができます。

するっと

コロナ、大雨、地震ほか、変化の激しい時代です。
いつ、何が起こるかわからない、そんな世の中に生きています。

そこまで大げさでなくても、人間、実に多くの外的状況の中にいます。
まともに立ち向かっていったら、持ちません。

変化に備えて、感覚・感性を研ぎ澄ましておく。
真っ向勝負で戦う、というよりは、さらりとかわしてさばく。

機敏に、柔軟に対応しながら、するっと生きていきましょう。