単位を付けると、違うものが見えてくる?

お客様からいただいた、お菓子(桂新堂 海老づくし)。
おいしいです。

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決算書のつくり方
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なぜ社長は決算書に興味がないのか?
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数字の計算だけではつまらない

13+4=17
100÷4=25
10000÷10=1000

こんなふうに、ただ数字を計算するのはつまらないものです。
機械的に、事務的に行うことになります。

せんべいの話から、いきなり算数の話?
いえ、このあと続きます。

単位が付くとどうなるか?

例えばSiriさんに、こんなふうに聞いてみます。

「100円を3人で分けるといくら?」

質問が多少不完全でも、淡々とこう答えてくれます。
そして1円余るけど、Siriさんは気にせず「33円です!」と言い切っています・・。

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掛け算

同じ種類の単位の掛け算なら、広がりますね。

メートル × メートル = 平方メートル
平方メートル × メートル = 立方メートル

違う単位だと、どっちかの単位に引っ張られる感じでしょうか。
100円 × 300人 = 30000・・・

100円のジュースを300人に売ったから、売上は3万円とか。

あるいは意味がない?

100g × 300m = 30000・・・??

よく分かりません。

足し算、引き算

同じ単位なら足し算・引き算の計算ができます。
しかし単位が違うと、足し算・引き算の計算はできません。

でも、単位が付くと、計算はニュアンスが変わってきます。
そこから新たな思考が生まれるかもしれません。

1本 + 1個 = 消しゴム付き鉛筆
1台 ー 1個 = ホームボタン無しスマホ

・13袋と4カップ

おせんべいの種類が広がった?
ちょっとムリあるかな?(笑)

割り算

割り算は、またちょっと違います。
新たな単位が生まれることがあります。

100万円 ÷ 10人 = 10万円/人 となり、1人あたり10万円となります。
100km ÷ 4時間 = 25km/時 となり、速さ(時速)を表します。

「1人あたり売上高」に意味があるか?
「速さ」に意味はあるか?

また割り算をしたものは、比較ができます。
数字(分子)を一定の基準(分母)で揃えるからです。

いろいろ試してみましょう

「単位が違うものは、足し算や引き算はできない」

たしかにそのとおりですが、単位を付けてみると見え方が変わってきます。
相関関係が無いようで、実は面白い発見があるかもしれない。

なにか意味や相関関係を見いだせるか?
あるいは、意味があるように見えて、実は大した意味がない?

既成概念にとらわれず、いろいろ試して、発想をふくらませるのも楽しいですよ。

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【編集後記】

毎日のようにぼやいていますが(笑)、軽減税率の導入には反対です!