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コピー用紙の裏紙〜

time 2018/10/16

最近出版されたある本を、ざっと読んでいました。

固定費を減らす

そこに「固定費を減らす」という項目がありました。

無駄な経費を洗い出し、削減可能な経費は早期に減らしましょう。
ただ、削減すると売上高や販売数が減ってしまう可能性のある経費もあります。

「固定費削減の具体例」なる項目があり、次のように書かれていました。

・契約社員やパートの活用
・地代家賃、光熱費の見直し、値下げ交渉
・旅費規定の見直し
・コピー用紙の裏紙活用

具体例はどうなんだろう

「会計業界は伝統芸能の世界」とは、某Uさんの口癖です。
まぁ、この具体例を見たら、そう言われても文句は言えません。
ムダな固定費は削減すべきですが、表面的な視点で削減しても、効果は現れません。
むしろ逆効果すら生み出します。

例えば「コピー用紙の裏紙活用」
実はこれほど表面的で、非効果的なものはありません。

裏紙活用をすると・・

仮にすべての印刷物が片面印刷で、すべて裏紙にしたとすると、コピー用紙代は半額になります。
ただ、コピー用紙は今、1枚1円しません。
会社が月に何枚コピー用紙を使うか想像できませんが、仮に月10万枚使うとして、5万円ほど節約できます。
ただ、すべてが裏紙に回るようなことはないでしょう。
もしそんな印刷をしているのなら、それをやめるべきです。

ということは、10万枚使う会社でいいところ月1万円ぐらい?の削減。

また、仮に裏紙を使うとすると、それを置く場所がいるでしょう。
中には両面印刷のものを、入れてしまう人もいるかも知れません。
入れ方が雑で端が折れてしまったり、最初に使ったときにシワや癖が付いていてコピー機にからまったり。
周知徹底のため、裏紙をよけるために、仕事の集中力が落ちてしまったり。

この(見えにくい)コストは、月1万円をはるかに超えるでしょう。

ムダは省くべきです

結論は月並みになってしまうのですが、枝葉ではなく、幹の部分できちんと考えることが必要です。
重点を置くべきところを誤らないことが大事ですよね。

しかし、会計人なる人間の書く本は、どうしてこうも進歩がないのか。
そしてそれをこうしてツッコんでしまうのか。

うむ〜

決算書なんて経営の役に立たない