そのデータは、何を意味する?

世の中いろいろなデータが溢れています。

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会計事務所の実態

片付けをしていたら「会計事務所の実態!」という記事が出てきました。
年齢構成、売上規模、1人あたりの給与などが書かれていました。

年齢構成は、まぁそのまんまです。
全国約7万8千人の税理士のうち、半分以上が60歳以上。

会計事務所のうち、税理士法人は約40%。増加傾向です。
これは何を意味するのでしょうね?

税理士試験受験者数は減少の一途。
2015年だと約3万8千人。
でも年々税理士数は増えています。

ということは、合格率が上がった?、試験以外で税理士になる方が多い?

気になる給与は?

給与は気になる方も多いでしょう。
この記事によれば、税理士事務所の1人あたり年間給与は390万円ほど。
これをどう見るかは別としても、比較されていた他の士業者。

司法書士事務所:160万円
行政書士事務所:95万円
社労士事務所:170万円
法律事務所:345万円

これが本当なら、ちょっと驚きです。

さらに、税理士法人の社員税理士の平均給与は888万円。
有資格者とそれ以外での差は大きいようです。

ただ、平均値というのは怪しいです。

どう計算しているのか?

https://www.tt-tax.net/keisan

平均と聞いてあなたは?

https://www.tt-tax.net/average-center-most

これはどう理解すれば・・

私がとても興味を持ったのは、この数字。

「会計ソフトの利用率」

それによると、
・会計ソフトを使用している事務所は、全体の32%
・会計ソフトを利用していない事務所は、全体の56%
・わからないと(?)いう回答もあり、これが12%ほど

半分以上が会計ソフトを使っていないそうです。

会計ソフトを使用していないのは、
・いわゆるシステムを組んで、業務全体をパッケージ化している?
・いわゆる自社経理なので、会計事務所が会計業務を行っていない?
・まさか手書きで帳簿から決算書まで作成・・・?

私のアタマが固いのか、この数字の意味するところは理解不能です。

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【編集後記】

今週は前半暖かく、後半は寒い。
季節でいうと3ヶ月も差があるとか。
体調を崩さないように、気をつけましょう。