戦略的会計へ ★ 谷口税理士事務所

税理士 谷口敏文のblogー決算書は経営の役に立ちません

剰余と余剰

time 2020/03/16

簿記・会計を習い始めたころ、「剰余金」というのは変な言葉だと思っていました。
剰余金というのは余ったお金のことだから、余剰金でいいような気もする。
まぁ、そう言ってても覚えないと、簿記の試験に受からないし・・・

あれから○○年、特に疑問なく「剰余金」という言葉を使っています。

最近の経済状況を見ていて、ふと、こんな考えが浮かびました。

いろいろなことを自粛すると、ヒトとモノの流れが滞る。
結果としてお金も回らなくなる。

自粛をやめて、普通に活動していたときに戻す。
するとヒト・モノ・カネが回るので、景気は戻る、あるいは良くなっていくでしょう。

そう考えると、世の中はムダでできている、のかな?

自分で作ればいいものを、わざわざ出かけていって買ってくる。
家で食べればいいものを、わざわざ出かけていって食べる。
家でビデオでも見ればいいのに、わざわざ出かけていって、見聞きする。
自分でやればいいのに、わざわざ税理士に金払って、確定申告をしてもらう。

ある意味生活必需的でないものごとに、行動をすることで流れができ、それにくっついてお金も回る。
そう考えると余計なこと、余ることで、経済は回っていく。

残りもの、ならぬ「余りもの」に福があるんでしょう。
私が新しもんに惹かれて、つい買ってしまうのも、経済を回している?・・からなんですけど。

だからやっぱり、「剰余金」ではなくて「余剰金」の方が私にはしっくり来ます。
決まりなので「剰余金」という言葉を使っていますが。

ーーー

ちなみに辞書的な違いで言うと、
余剰は一般的な言葉で、余ったもの、という意味合いだそうです。

一方の剰余は、算数的な意味合いを持つ言葉だそうです。
割り算をした結果、余ったものが剰余なんだそうです。

そうすると、剰余金は割った結果の余り。

引き算的な感覚ではなくて、割り算的。
では、何をどうやって割った結果の余りなんでしょう?

・・・

きっと、商売で得たお金を、仕入先や外注先、従業員や経費の支払先と分けて、なお余ったお金。
そう考えると、剰余金が出る会社はどんな会社か、なんとなく見えてきませんか?

ーーー

さらに話を進めると、「剰余金」がある会社って儲かっていそうな会社に見えます。
お金もたくさんある感じがします。

でも「剰余金=お金(現金)」ではありませんから、利益はあってもお金があるとは限りません。
ここが会計の分かりにくいところではありますが。

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谷口敏文
(税理士 ㈱TKS 代表取締役)

決算書作りに疑問を感じていたとき、戦略MQ会計に出会う。
経営の役に立たない決算書から、経営に役立つMQ会計を広めるべく日々活動中。

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