ポンチ絵というそうです (年末調整のしかたより)
今年もめんどくさそうです
少し秋めいてきた感じもありますが、もういくつか寝ると年末調整。
今年もめんどくさそうです。
今回は103万円の壁が生贄になりました。
減税を求める野党と、減税阻止の与党。
その結果、昨年の定額減税に続き、いびつな形に。
その手間は会社と会計事務所に押し付けられました。
e-taxも普及してきているんですから、年末調整は廃止してほしい。
年々その思いは強くなります。
特定扶養親族控除と特定親族特別控除
舌を噛みそうなややこしい名前。
特定とか特別とかを付けて、区別です・・・
住宅ローン控除など、わけわかりません。
もとからある、19歳以上23歳未満の子どもがいる親の、所得税についての特典です。
今回、103万円の壁の関連で、配偶者の控除のようになりました。
その結果、123万円(いわゆる昨年までの103万円)を超えるといきなり特定扶養親族の控除がなくなることはなく、特定親族特別控除で、段階的に落ち着けていきます。
国税庁も冒頭のようなポンチ絵を作って、理解しやすくしてくれてはいますが。
なんで簡単にならないのか
ほんとうに複雑です。
複雑に慣れば、会社に届け出る事項も多くなっています。
そのための用紙が必要になりますが、用紙の枚数を増やさないことで複雑ではないアピールをしたいのか、1枚の用紙に4つの申告書を押し込んでいます。
・給与所得者の基礎控除申告書
・給与所得者の配偶者控除等申告書
・給与所得者の特定親族特別控除申告書
・所得金額調整控除申告書
当然字は細かくなり、説明書きは書ききれず。(QRコードでネットへ逃がしています)
電子化もアピールし、会社の手間を従業員にスマホでやってもらうような誘導も試みられています。
それならば年末調整などやめて、みんなスマホで確定申告すればいいのではと思います。
ほんとうに誰得?な感のある年末調整。
簡素にできませんかね?
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