金額を意識することは、大事なこと

昨日は東京に、あられが降ってきました

■ ■ 発売中 ■ ■
決算書のつくり方
kindle版 

なぜ社長は決算書に興味がないのか?
Kindle版

小銭は持ち歩かない

基本的に私は小銭を持ち歩きません。
お財布はお札とカードが入るタイプのもの。
小銭入れは持っていません。

なるべくICカードやクレジットカードなどを使います。
それでも現金しか受け払いできないところもあり、そうするとポケットに小銭がたまります。

そしてその小銭は、家の財布にたまります。
その小銭は、現金しか受け付けてくれないところなどで使います。

1円の差で・・

小銭を持っていないときに、現金しか使えないところで「1,010円です」とか、「2,001円です」となると、悶絶します。
しかたなく、990円とか、999円を小銭でもらいます。

そうやってたまった小銭を使おうと、小銭入れを持ってスーパーへ行きます。
そうすると、「5,000円です」と。

まぁ、世の中そんなもんです。

でも、1円も大事なお金。
どんなに大きな金額でも、もとはといえば1円の集合体。
99,999,999円は、1億円と「=」ではないのです。

分析の世界は「率」が多いけど

分析の世界では、その主役は「率」です。

一方、会計の世界は「額」です。
会計はすべて「金額」で表されます。
金額以外はないのです。

試算表のヨコに付いてる「構成比」とかは、おまけです。
でも、それにけっこう惑わされます。

売上1億円に対して利益が、
9,999,999円でも、
9,999,900円でも、
9,990,000円でも、
利益率は9.99%です。

でも、借りた1,000万円を返しに行って999万円出したら、「足らないよ」となるわけです。

0.01%は「誤差の範囲やん」であっても、1万円の差は、1万円。
100円のお菓子が100個買える、という事実として認識されます。

金額の大小、重要度はあるとしても、金額では明確な差となって現れるのです。

率でものを考え始めると、雑になります。
額を意識していきましょう。

ーーー