売上を上げると、ほんとうに利益が増える?


(あることで、有名な絵の一つです)

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都合よく解釈します

人間は、自分の都合のいいように解釈しようとします。
「人間は」でもあり、「脳は」でもあります。
この絵も、脳が勝手に整合性をつけ、人間は都合よく解釈します。

この絵を見ると、左側のマルは出っ張っているように見え、右側のマルはへこんでいるように見えます。

ではこの絵の上下を入れ替えて、つまり180度回転させます。
するとこうなります。

ちゃんと180度回していますよ。
この絵は私がパソコンで作りましたが、肝心なところ以外は少し雑に作っています。
右と左の幅が少し違っていますから、回転させる前と後では、左右の幅が違っています。

でも、回転した後の絵はどうですか?
左側のマルは出っ張っているように見え、右側のマルはへこんでいるように見えませんか?

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いろいろな思い込みが、判断を誤らせています

回転前は凹んで見えた右側のマルは、180度回転して左側に来ると出っ張って見えます。
なぜなのでしょう?

そもそもこれは平面の絵ですから、どちらのマルも平らです。
出っ張っても、へこんでもいません。
でも、左側のマルは出っ張っているように見え、右側のマルはへこんでいるように見えるのです。

ここに思い込みがあります。

人間(の脳)は、光が上から当たると思い込んでいます。
そのため、平面の絵でもこのようなグラデーションが付くと、勝手に凹凸を付けてしまいます。

良く言えば「慣れ」、悪くいえば「思い込み」です。
このことについては多くの場合そうだから、それで決め打ち、整合性を付けてしまうのです。

「売上を上げれば、利益が増える」と刷り込まれ、整合性を付けてしまう・・・

さらに怖い思い込み

売上が1000から2000に上がったとします。
利益は増えるはず・・ですよね?

でも、原価がもともと1200かかっていて、売上が倍の2000になったら原価も2400になって・・

そんなはずはないですか?

「1200のものを1000で売るわけ無いでしょっ!」

ほんとうですか?

見回すと、意外に思い込んでいること、多くないですか?

私も思い込みが多いです。
が、できるだけもとに戻して、1から考える。
当たり前を疑う。
なぜそうなるかを考えるようにしています。

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【編集後記】

日本・サモア戦、すばらしかったですね。
勝因はほかにもたくさんあると思います。

が、「勝てない」とは思い込んでいなかったと思います。
そこにも勝機はあったんでしょうね。