近くのスタジアムではコンサートがよくあります(@水道橋)
売上の計上時期
会計での大事な項目、売上。
「売上」と言っても、実に多くのポイントがあります。
こちらの記事は、時系列で売上について書いたものです。
とてもたくさんのアクセスがあります。
最近、売上の計上について質問をいただくことがあるので、基本的な内容を改めて整理してみようと思います。
売上とは?
売上とは、会社などの事業者が商品を売ったり、サービスを提供することで、お金をもらうことをいいます。
会計では、売ったりサービスを提供した「時点」で、売上を認識します。
あたりまえのようなんですが、最近は取引形態が多様になっているので、必ずしも「売ったりサービスを提供した時点」とならない場合もあったりします。
どんなときでしょうか?
・パソコンを買ったけど、2週間以内なら(使っていても)返品交換可能
・洋服や靴、買って帰ったけどサイズや着た感じが合わない場合、1週間以内ならレシートと現品を持ってくれば、返品交換可能(タグを取ったり、箱を捨てたらダメという条件が付きますね)
こういう場合、厳密には売ってから2週間(1週間)はいわば仮売上。
返品期限を過ぎたところで売上が確定し、売上を認識する。
これが正しい認識とリクツです。
そうはいっても現実的に管理するのは大変ですから、一般的には引き渡したら売上に計上、返品交換の要件を満たしたら売上のマイナス。
こう処理することが多いです。
「じゃあ、この商品は厳密に、このサービスは簡略処理で」
というのはダメです。
これは(そう思っていなくても)意図的な利益調整ということになるため、会計はもちろん、税務でも認められません。
売上の基準がわかると、経費の基準もわかる
事業活動を考えると、私の売上=あなたの経費という式が「ほぼ」成り立ちます。
成り立たないのは、パソコンとか車とか、こちらは売上になっても、買った側は固定資産となったりする場合などです。
固定資産は原則として数年かけて経費になるので、100=100にはならないことがあります。
さて、本日のドームでのコンサートは、SEVENTEENというグループのコンサートだそうです。
アーティスト側から売上・経費みたいなのものを見てみましょう。
売上は公演が終了すると確定です。
チケットは前売りでしょうから、お客様がチケットを買った時点では「前受金」とか「預り金」となります。
公演が終了して、前受金は売上になります。
(掛け販売はないでしょうから、公演終了で売上は100%、回収も100%となるはずです)
万が一公演中止で払戻し、なんてことになった場合は前受金の戻しとなります。
せっかく買ったチケットを記念に取っておきたい、ということで払戻をされない方の分は、雑収入といった収益になります。
経費を考えてみましょう。
会場代やスタッフの人件費、器材のレンタル代などが考えられます。
経費も公演が終了すると確定です。
会場代や器材のレンタル代などは、通常前払いしているでしょう。
前払い時は「前払金」です。
スタッフの人件費等はおそらく後払いでしょう。
スタッフは「サービス提供者」ですから、仕事をしたらお金がもらえます。
今日風邪引いて休んだら、お金はもらえないですよね。
万が一公演が中止になった場合は、
会場費や器材の設営費などはすでにファンの皆さんをお迎えするためにセット済みです。
ですから公演の有無にかかわらず、その業者さんの仕事は完了しています。
なのでこれはこちらの経費(=会場提供者、設営業者の売上)となります。
当日使用しなかったもの(演出効果用の花火とか)は取り決めにもよりますが、返品したり、あるいは次回以降に使用することもあるかもしれません。
そうすると、これらのものは棚卸資産となって繰り越します。
「使ってないけど買っちゃったんだから経費ね」というわけにはいきませんよ。
売上、仕入とも確定したら正しく計上しましょう。
相手があることですから、すぐにバレますよ。
あー。ライブ、行きたいな〜
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