お気に入りのカップ by Zf
器はどれでも同じ?
どんなコーヒーカップで飲んでも、中身が同じなら同じ味がする。
確かにそうかも知れません。
でも、その味の成分みたいなものが同じだったとしても、それ以外で味わう部分、とくにその器の形や触感、気持ちの高揚感とかは、器によって違います。
味わいは味覚だけでない、他の感覚を総動員して楽しむもの。
私はそちらを重視したい派です。
道具はちょっと違うかも
「弘法筆を選ばず」
真に技術のある人は、道具の種類などにこだわらず、どのような状況でも優れた働きができるということわざです。
これも一理あるなと思います。
でも、やっぱり弘法だって、気に入った筆で書いたほうが、気分良く、より上手に書くことができるはずです。
私も仕事の場合は特にそうで、気に入らない機材を使うと効率が落ちます。
気に入らない機材は手入れも疎かになるので、さらに使い勝手が悪くなります。
道具は気に入ったものを、手入れして使う。
これがいいと思います。
気に入ったものに出会うには
自分が使うもの全般に言えると思いますが、やはり気に入ったものを使うのがいいです。
じっくり吟味して、「これ」というものを手に入れたいです。
ただ、買うものすべてが「当たり」とも限りません。
そういうときは、とにかく早く手放すのが良いです。
・まだ使える
・そのうちまた気に入る
・もったいない
・誰かにあげよう、売ろう
一旦手にしたけど合わなかったものにとらわれるのは、それを購入した金額以上に、時間や気持ちという「価値あるもの」を失うことになります。
ここでエイヤとできるようになれば、だんだん買うときの見極め精度が上がります。
お気に入りのものに出会えるようになります。
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